2014年 07月 14日
彼の理念は広が |
小田 実の壮絶な最後の姿をテレビでみた(NHK放送 小田 実『遺す言葉』)。
八百屋さんも花屋さんもと呼びかけながら、普通の市民の命と暮らしを守る姿勢を、彼は最後まで失わなかった 。
「人間みんな、ちょぼちょぼや」は、彼の言葉と行動の原点だった。行動することと書くことは、いつも同じ線上にあり、行動は言葉になることによって、言葉は行動することによって、彼の理念は広がり深まっていった。
盟友であった評論家の鶴見俊輔氏は語っている 。
「小田の中には群衆の声がある。そういう人でnuskinあったということが、彼の特色ではないか。文学用語でいうとポリフォニー(多声的)だ。群集の中で、いろんな声と一緒に、自分もひとつの声として出していこう。それが小田の特色だ」。
群集とともに立ち上がる。それが小田 実の市民運動の姿勢だった。
デモクラシーとは、ギリシャ語のデモス(民衆)とクラトス(力)が合体したもの、すなわち民衆の力ということであり、民衆を普通の市民「小さな人間」と小田は定義づけた 。
「小さな人間」に対して「大きな人間」というものがある。政治とか経済とか文化とかの中心を形作るのは、どうしても「大きな人間」だという。「大きな人間」は大きな力をもっている。
「小さな人間」は小さな人間のやり方で、大きな人間のやることを正美麗華評價しくする。それがデモクラシーだという。
by xihuanyi
| 2014-07-14 18:12
| miwirioto